【3】年金相談の流れ
まずは年金事務所の相談予約から
年金事務所での相談は予約制となっています。直近の相談日はキャンセルが出ない限り埋まっている状態なので、実際の相談日は予約日から2~3週間後となります。
予約時に確認されること
予約時に必ず傷病名と初診日(初めて病院の診察を受けた日)を確認されます。その場で答えられなくても問題はありませんが、相談を進めるうえで大切な情報となりますので、当日までに必ず調べてくるように促されます。
インターネット予約では日時の指定のみで予約はできますが、要望欄で傷病名や初診日を入力しておくとスムーズに相談を進めることができます。
あらかじめ伝えられた傷病名と初診日にもとづいて、当日の相談担当者が事前に保険料の納付記録を確認し、必要な書類や情報を相談前に準備しておいてくれるので、相談が短時間でスムーズに進められます。当日に傷病名や初診日をお伝えいただいた場合は、その時点から記録の確認などを進めていくので必要書類の案内までに時間を要する場合があります。
年金事務所での相談の流れ
以下の3ステップで相談は進められます。初回相談から年金請求書の提出までかかる期間は、最短で1か月程度となります。複数の傷病で請求をされる方や初診日(初めて病院の診察を受けた日)がはっきりしないという場合は、初回相談から提出まで半年以上かかる場合もあります。
初回相談では
初回相談では、まずご自身の傷病についてアンケートがありますのでそれに記入し、障害年金制度の概要説明と病歴(通院歴)の確認がされます。初診日(初めて病院の診察を受けた日)がはっきりしない場合は、初診日を証明する書類を次回相談までに持参するように案内がされます。
初診日がお薬手帳や領収書などによりはっきりしている場合は、初回相談でStep-2まで進めることができます。
初診日が明確になったら
初診日が明確になったら、初診日の前日時点での保険料納付状況を確認されます。要件を満たしている場合は、請求に必要な提出書類の案内がされます。
障害年金の相談時間枠は原則1時間なので、相談時間枠を超えるような場合は複数回来所が必要となる場合があります。また書類の書き方がわからない場合や請求に関して相談したいことがある場合は、複数回相談も可能です。初回相談から請求書提出まで、同じ相談担当者の方に担当いただけるとスムーズです。
書類をそろえて提出する
病院で診断書が仕上がるのに1か月程度要することが多いようです。診断書が入手できたら、すぐに提出ができるようその他の書類を準備しておくことをおすすめします。
書類提出後、不備があった場合は年金事務所より連絡があり、訂正をしたり追加で書類を提出します。
年金事務所に来所する回数は?
うまくいけば、初回相談と提出時の2回となります。初診日がはっきりしない場合は、提出まで3~4回来所が必要になる場合があります。