【2】年金相談をする前に準備しておくとよいこと

年金相談の際に、必ず確認されることがいくつかあります。

◆どんな症状があるか?

現状どのような症状があって日常生活に支障があるか?をまとめておくことをおすすめします。
例えば
・手足にしびれがある(から自力で行動が難しく誰かの支援が必要)
・全身のだるさがあり疲れやすい(から仕事がフルタイムでできない)
・気分の落ち込みや不眠(により仕事や日常生活ができない)

傷病名ではなく、どの部位に症状が出ているか?によって診断書様式が変わる場合があります。

◆自覚症状や異変を感じた時期はいつから?
◆病院受診のきっかけとなった出来事やその時の症状、年月日

自覚症状や異変を感じてすぐに病院を受診したのか?どんな出来事があって、病院受診に至ったのか?を振り返ってみてください。
例えば
・倒れて救急搬送されて病院を受診した
・健康診断の結果を受けて再検査で病院を受診した
・自覚症状はなかったが持病で通院している中で、主治医から今回請求を考えている傷病の指摘があった
・食欲不振や全身のだるさを自覚して、近所のかかりつけの内科をまず受診した
・以前から違和感を感じていたが自ら受診はせず、家族や友人に強く勧められて受診に至った

病院を受診した日付がわかるもの(お薬手帳、病院の領収書、診察券など)が手元にあると、年金相談がスムーズに進みますので、相談までに用意できるとよいです。

◆現在までの病院の受診歴

受診した病院を時系列でリストアップしておくと、相談や請求書類の準備がスムーズにできます。ずっと同じ病院を受診していたという方も、手術や入院、診療科の変更などの大きな出来事があった場合、いつその出来事があったか?をまとめておくとよいです。

年金事務所での相談は和暦(平成・令和)で進められますので、和暦で整理しておきましょう。
※日本年金機構に提出する書類すべて和暦となっています

例1

H17.5月 A病院に救急搬送(1回のみ受診)
H17.8月 自宅近所のB病院に転院
H18.2月 ステントグラフト挿入手術を実施
H20.6月 主治医の先生が独立してCクリニックへ

例2

R1.5月 健康診断の尿検査で指摘があった
R1.6月 近所のA内科を受診
R1.9月 B大学病院へ紹介
R4.2月 透析が必要になりC医院へ