JCDAキャリアコンサルタント面接試験対策と体験談

キャリア支援

2022年11月の第21回キャリアコンサルタント試験を受験しました。
こちらの記事で実技論述試験の再現答案を紹介しましたが、面接試験について対策や感じたこと、体験談を紹介したいと思います。

1.面接試験の結果
2.対策としてやったこと
3.試験の感想

1.面接試験の結果

まず私の面接試験の結果ですが、58点(論述が33点)でした。評価は以下の通り。

主訴・問題の把握 B 具体的展開 B 傾聴 A
振り返り A 将来展望 A

練習量・場数がそのまま比例して結果に出たな…と感じています。

2.対策としてやったこと

日本マンパワーの養成講座で毎回ロールプレイをやっていましたが、修了後に自身でのスキルアップが必要です。
まず論述試験の過去問の勉強をして、よい展開・よくない展開を学ぶことにしました。
ロールプレイの自主的な勉強会がオンライン等でも開催されていましたが、時間的な制約の都合もあり、私は参加していませんでした。参加される方は、これからキャリアコンサルタントの資格を取ろうという志の高い方がほとんどと思いますが、中にはロールプレイのフィードバックで心無い批判やコメントをする方もいて傷ついたという話を聞いたこともあり、こういった勉強会への参加には少し抵抗がありました。

【ロールプレイ勉強会には2回だけ参加】
同じ養成講座に参加していたメンバーから紹介していただいた、有資格者の方が「安心して学べる環境を提供します」と打ち出して有志で開催してくださっているロールプレイ勉強会にだけ2回参加しました。
有資格者の方の言葉には説得力がありますし、適切なフィードバックをいただき、とても学びになりました。これから受ける人たちの役に立ちたい、自身もスキルアップのためという有資格者の方の姿勢がとても素晴らしく、本当に安心して学ぶことができる環境でした。有料ですがとても安価で参加してよかったと思っています。
キャリアコンサルタントとしてのロールプレイの対策はこの2回の勉強会だけでした。

【お金をもらいながら勉強する】
私は相談窓口の仕事を週2回程度しています。
1週間で約15人くらいの方とブースの中でお話をする機会があります。
そこで、相談者の方のお話を聞くということに徹し、傾聴スキルは日々訓練をしていました。
ここの業務では、相談者が困っていることやわからないことに対して適切な答えを提供することが目的になるので、何が問題で、何を伝えればいいか?ということを常に考えて相談を組み立てています。
試験までの2か月間の間、のべ100人くらいの初対面の方と相談ブースでお話をしたことになります。こう考えると傾聴だけは、圧倒的場数かもしれません。

3.試験の感想

ロールプレイの勉強会に参加した時、普段の相談業務の経験からか、何が問題なのか?どう展開していくか?を振り返り口頭試問で答えれるようにすることを目標にして相談者へ質問をしている自分に気づきました。
有資格者の方から「相談者の方に話したいことを話してもらえる展開にするために、問題を把握することよりも、相談者の話を聞くことに集中・徹する方がいい。試験は15分だから!主訴がわからなくても、振り返りの時に正直にそう答えればいい」とアドバイスをいただきました。

そのアドバイスの通り、試験本番では問題解決のための質問や関わりではなく、試験では相談者役の方の話をとにかく聞くことに集中しました。
口頭試問の際にも、相談者役の方の話を聞くことに集中したので、あまり話を前に進めることができなかった、と答えました。
キャリアコンサルタントとしてのロールプレイの場数は圧倒的に少なかったので、練習量に比例して「主訴・問題の把握」「具体的展開」はBだったのかなと感じています。
やっぱり、実践・場数を踏むことが大事ですね。

【試験を終えて】
養成講座の費用も受験料も高く、面接試験まであり、前日から緊張して震えたり、なかなか経済的・精神的に負担の大きな試験でしたが、相談窓口の仕事で生かされる局面が多く、勉強してよかったなと思っています。
相談者の方によい印象を持ってもらえたり(次に来るときがあれば指名してもいいか?と言ってもらえることも)、信頼関係を築くことに役立っています
今後は、キャリア相談という分野でも仕事を広げていきたいと思っています。