【出前授業紹介③】中学校向け~知っておきたい働くルールと社会保険のしくみ~

出前授業

県内学校向けに「出前授業」を実施しています。働くときのルールや制度を知って安心して働けるように、年金や医療などの社会保障が支え合いであることを理解してもらえるように、それぞれの年齢に応じてわかりやすく解説し、キャリア教育を支援しています。

2024年度に実施した中学校3年生向けの出前授業を紹介します。

中学校3年生~社会の授業での実施~

中学校3年生の社会の授業で、社会保険について学んでいるそうです。名古屋市では特に学校教育・キャリア形成に予算を投じている背景もあり、近年の学校では金融機関の方を外部講師として招いて金融教育もされていたり、外部の講師を招いて社会の実情を伝え、生徒が今後の人生やキャリア形成に役立つ様々な知見を学ぶことができる環境を提供されています。

「社会保険」を中心したテーマで授業のご依頼をいただきましたが、中学生の皆さんには難しい内容も多いため、できるだけ身近なアプローチで「働く」ということと「社会保険」について取り扱う方針で「闇バイト」にも触れつつ、「知っておきたい働くルールと社会保険のしくみ」と題して授業をさせていただきました。

授業内容

授業ではこの4つのテーマを取扱いました。

1.知っておきたい働くルール
 ◆闇バイトの見分け方 ◆働く人を守るルールがある
2.給与明細の見方
3.社会を支えるお金はどのように使われている?
  ~社会保険のしくみ~健康保険/労災保険/雇用保険/年金
  ★年収と壁のはなし
4.いろいろな働き方~雇用される人と雇用されない人の違い
闇バイトの見分け方

高校生になったらアルバイトをしたい!と考える生徒さんも多いと思います。2つの求人情報を見て、どちらの求人に応募をするか?手を挙げていただきました。1つは闇バイトの可能性が高い求人です。2択だったこともあり、大半の生徒さんは闇バイトを避ける選択をしました。

応募する求人を選んだ理由を生徒さんに発言してもらいましたが、私が用意していたこの3つの答えとは違う視点での回答がありました。

簡単に楽に稼げる仕事なんてない

その意識があれば絶対大丈夫!働くことに対してしっかりした考えを持つ生徒さんが多い印象を受けました。

身近なアプローチから社会保険を知る

学生の方にとっては「社会保険」といっても難しいイメージを持つ方が多いので、身近なアプローチから具体例を挙げて解説を行いました。

給与明細で天引きされている社会保険料はどのように使われているのか?社会保険料は「社会を支えるお金」であり、学生の今は社会に支えられる側ですが、働いて給料を受け取るようになったら社会を支える側になるということをお話しました。また、「年収と壁のはなし」として103万の壁について、巨人が攻めてくるマンガに登場する3重の壁の世界に例えて解説をしました。

雇用される人と雇用されない人の違い

最後に私の実体験から、雇用される人と雇用されない人の違いをテキストにはないリアルな言葉で皆さんにお話をしました。この部分が生徒さんがいちばん熱心にお話を聞いてくださったパートでした。雇用される人(労働者)のメリット・デメリットを知り、働くことに対する具体的なイメージを持ってもらえたのではないかなと思います。

生徒さんの声

高校生までに知りたかった働くしくみについて、実体験を含んだ授業でとてもわかりやすく覚えることができました!

お金のことで将来が不安だったけれど、とてもわかりやすく不安が大分消えました!教えてくれたことを生かしていきたいです。

「社会に出る」「大人になる」ことの意味、むずかしさがわかりました。今回の授業を聞いて、働くことについて興味を持ちました。

生徒の皆さんひとりひとりからメッセージいただき、感謝です。闇バイトの危険性や年収と壁の話が印象に残った方が多いようですが、将来のことを考えることができた、社会人になる自覚を持つことができた、社会に貢献できる人になる!という前向きなメッセージをたくさんいただき、嬉しく思います。

これからいろいろな経験をして自分にあった働き方、夢を実現してください!