【書籍紹介】ビジネス資料のデザイン編集

書籍紹介

見映えのよい資料作成におすすめの書籍を紹介します。

ビジネス資料のデザイン編集-資料作成の編集とデザインがわかる本- ingectar-e

資料作成には、効率・見映え・構成の3要素がありますが、この本では「見映え」のヒントとなる要素が多く掲載されています。資料作成というより資料「編集」のノウハウが紹介されています。

おすすめのポイント3つ

①Before→Afterの良い例・悪い例を見開きで比較することができる

私がこの本の「いいな」と思った点は、左側に「悪い例」・右側に「良い例」のBefore→Afterの構成で比較がされていることです。
Beforeの方はどういった点がNGなのかというポイントが挙げられていて、Afterの方はそれをどう改善しているのかがわかりやすく示されています。

どちらも記載されている情報は同じですが、一工夫の「編集」によって与える印象は全く異なることがわかります。

②Afterの「良い例」はどれもスタイリッシュで素晴らしい

Afterの「良い例」はどれも素晴らしい見映えです。スタイリッシュな「良い例」を見るだけでも、こんな風に見せるとカッコいいな!という気づきが十分にあります。

でも、いきなりこういうスタイリッシュな資料を作るのは無理。「良い例」を見て、いいなと思ってそこで終わってしまいそう…

そう思ってしまいそうですが…

③Beforeの「悪い例」にリアリティがあり気づきがある

この書籍のBefore資料にはリアリティがあります。何も知らないとそのまま使ってしまいそうな図形やテンプレートで作ったものが多数です。具体的なものを挙げると…
●胸やけしそうな色使いの販促ポスター
●虹が出ている森を背景にして素人感のあるフォントを使った新卒採用パンフレット
●レインボーに輝いているイベント名の文字装飾

この書籍では、Beforeの「悪い例」から、こういう見せ方はわかりづらいな…というポイントを知ることができます。見づらいな…わかりづらいな…というNGなポイントを避けるだけならすぐに実践でき、見映えよく伝わる資料へ近づきます。

何がNGなのか?を知ることが上達の近道だと思います!

この書籍で紹介されている資料は37種類あり、バリエーションがかなり豊富です。定型文書、社内広報、社内プレゼン資料、社外広報、販売促進、社外プレゼン資料の6カテゴリに分けられています。
企画書、提案書だけでなく、社内報、ポスター、メールマガジン、新卒採用パンフレット、名刺、お客様アンケート、3つ折りリーフレット、料金表など幅広く対応しているのも特徴です。

持っている情報は全く同じでも、編集によって全く異なるということがよくわかる書籍です。